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《2111》幸福の「資本」論

単行本:280ページ
出 版:ダイヤモンド社
価 格:1,650円(税込)

はじめに

本書では「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本を軸に捉えた、「幸福に生きるための土台の設計」について語られています。8つの人生パターンから「幸福」のカタチを選択するヒントをご紹介します。

 

3つの大切な資本

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

本書内で述べられている筆者の言葉です。幸福でありたいのに、無意識に生きていては幸福になることはできないのです。それならば、幸福になるための方法や理論を学ぶ必要があるというわけです。幸福を手に入れる方法を考えるとき、把握しておかなければならない3つの要素を以下に記します。

・人的資本:市場に投資して富を得るための自身の労働力
・金融資産:投資に回すための金銭的な資産
・社会資本:富を得るための周囲の人との関係性

これらを主軸に捉えつつ、自己実現を考えることで、無意識に生きていく場合とは全く異なる結果が得られるということになります。

 

8つの人生パターン

ここでいうパターンとは「その人の人生において、どの資本をどのくらい持っているのか」というものです。

地方在住の若者(マイルドヤンキー)は典型的な「プア充」と呼ばれており、収入は「貧困」ライン以下であるものの、友だちのネットワークが強く、社会資本は十分に持っていると考えられます。しかし、何かの拍子に友だちのネットワークから外れてしまったらどうなるでしょう?

人的資本と金融資本を持たないことが前提の「プア充」は、社会資本を失えば「貧困」の人生パターンになってしまいます。

こういった「プア充」や「貧困」のパターンに対し、金融資産は少ないものの、高収入が得られる職業につき、友だちや恋人に恵まれている人は「リア充」と呼ばれます。

また、金融資産と人的資本はありながら、友だちがほとんどいない人を「お金持ち」パターンと筆者は説明しています。金銭面による面倒な人間関係を切り捨てることが多いため、このような資本・資産のバランスになるとのことです。

 

「幸福」とはいったい何を指すのか

一口に「幸福」と言っても、その内容は人それぞれなのは言うまでもありません。ただ、大多数の方は自由であること、自己実現できること、人の繋がりを持てることが「幸福」の条件になっています。

金融資産が自由を生み、人的資本が自己実現を支え、社会資本によって人の繋がりを保つ。漠然とした幸せのイメージを細かく分析してみると、やはり前述した3つの資本・資産によって成り立っているということが分かるのではないでしょうか。

まずは自分自身が8つのパターンのどれに属しているかを分析し、補うべきポイントを把握したり、今後発生する可能性のあるリスクに対して準備したりすることが、理想とする「幸福」を掴む第一歩と言えます。

誰もが人生をかけて追い求める「幸福」の実現方法について、シンプルに分かりやすく解説されたおすすめの一冊です。

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