アジャイルとは「俊敏な」「すばやい」という意味の言葉です。元々はソフトウェア開発で使われていた言葉ですが、最近では人事部門においても耳にすることがあります。アジャイル型人事マネジメントとはいったいどのようなものなのでしょうか。
単行本:224ページ
出 版:PHP研究所
価 格:1500円(税抜)
はじめに
感動できる説明をするために、特別な話し方も絶対に笑いがとれるネタも必要ありません。今回は、本書冒頭で紹介されている「話がつまらなくなる4つの要素」とその対策について説明します。
認知の壁
話の内容が全く理解できない場合は「認知の壁」によってその話はつまらなく感じてしまいます。この壁は、興味や関心をひき、面白いと思ってもらうための最初にして最大の関門であると筆者は述べています。
【認知の壁】→話し手と聴き手の知識や理解度のギャップが大きい時ときに起こりやすい
「認知の壁」が生まれてしまう原因の1つとして、筆者は上記のように述べています。専門的な知識や用語を使って話しても、聴き手がそれを知らない場合にはストレスを与えてしまう可能性が高くなります。ストレスを感じなかったとしても、すんなりと理解ができなければそれだけでつまらない話と思われてしまうのです。
私事の壁
【私事の壁】→人がもっとも興味があるのは、「自分に直接関わること」
話のネタに関心はあっても、自分には関係がないためつまらないと思われてしまうのが「私事の壁」です。この壁を突破するためには「自分とどう関係しているのか」をしっかりとイメージさせる必要があります。
テレビの通販などは視聴者の家庭で起こる様々な出来事に絡めて商品の説明をします。性能や値段だけをアピールすることはありません。自分に関係しているとイメージさせることで「私事の壁」を突破しているのです。
獲得の壁
これは講師などがぶつかることが多い壁の1つです。話のなかで紹介したテクニックを聴き手が自分の中に取り込めない場合に生じます。
紹介したテクニックを実際に使いこなせるかどうかよりも、取り入れる緊急性や必要性を感じさせる説明をすることの方が大切です。内容が良くても話し方・伝え方のせいで聴き手がハードルを高く感じてしまい、尻込みしてしまうことは珍しくありません。講師に限らず、日常の業務でも意識すべきポイントと言えます。
もう知っているネタは回避する
聴き手が話の内容をしっかりと理解している場合、話を面白く聞かせるのはさらに難しくなると筆者は言っています。
なぜなら、その話は聴き手の中でこれ以上は深まることがないからです。成人に9×9を丁寧に教えることと変わりありません。そういったネタでもつまらないと思わせずに話す方法はありますが、出来るだけ回避するべきというのが筆者の考えです。
【ポイント】こちらが話す前に聴き手の知識レベルや理解度を把握すること
重要なのは伝えたい内容について関心を持ってしっかりと聞いてもらうことです。そのためには「つまらない!」と思われる可能性を少しでも減らすことが大切になります。
難しいテクニックや才能を必要としない型にはめた方法による、分かりやすい説明を学べるおすすめの1冊です。