テクノロジーの進歩によって、多くの企業は「自社のビジネスの中心線」を考え直す必要に迫られました。現代の目まぐるしい変化に取り残されないための「儲けの仕組み」についてご紹介します。
単行本:192ページ
出 版:青春出版社
価 格:1000円(税抜)
はじめに
自社で取材・記事制作をしないのに「世界最大手のメディア」になったFacebook(フェイスブック)。自社で宿泊施設を持っていないのに「世界最大手のホテルチェーン」になったAirbnb(エアビーアンドビー)。タクシーもなくドライバーもいない状態で「世界最大手のタクシー会社」になったUber(ウーバー)。
それぞれの業界の常識を覆すほど画期的なビジネスがどうやって生まれたのか、他社の事例も交えながら見ていきましょう。
LINEの進化
知らない人の方が少ないほどのサービスに成長したLINE(ライン)。2000年の設立当初は収益の大部分はゲームの売上でした。ゲーム制作会社だったLINEは、スマホの普及に伴うコミュニケーションの進化に応じて、最大規模のコミュニケーションツールを作りだしたのです。
現在ではLINE Payなど、金融サービスにも参入しており、LINE株式会社としての中心線も「コミュニケーションツールそのもの」から「コミュニケーションツールを利用している人が求めている副次的なサービス」に変遷していくことでしょう。
Facebookの売上はどこ?
開発者が在籍していた大学内コミュニティツールとして誕生したFacebookですが、現在では世界の3人に1人が利用する世界最大のSNSに成長しました。
では、Facebookはどのようにして利益を上げているのでしょうか?
実は売上のほぼ100%を「広告収入」で担っているのです。Facebookユーザーひとりひとりの情報は、登録時に細かく入力されているため、企業はターゲット層にピンポイントで広告をうつことが可能になります。効果の高い広告を発信できるという大きなメリットがあるため、企業はFacebookに高い利用料を支払っているのです。
コメダ珈琲店の儲けの秘密
2015年から2018年まで、4期連続で増収増益を続けてきたコメダ珈琲店。コーヒーチェーンの競争を勝ち抜く秘密はどこにあるのでしょうか。
コメダ珈琲店が着目したのは「市場のエアポケット」といわれるものです。コーヒーだけではなくフードも充実し、ゆったりと新聞や雑誌を読みながら過ごせる空間という、ありそうでなかった空間を作り出したのです。
フードを充実させることで他のコーヒーチェーンと差別化をはかり、時間を気にせず色々な活動をしながら過ごせる空間を提供することでファミリーレストランとの差別化を図りました。
ITを活用した斬新な取り組みや、一工夫するだけで顧客のニーズを解消できる方法が紹介されています。実際の事例を参考に新たなアイデアを引き出すためにおすすめの一冊です。